2011年5月21日土曜日

ジェトロ 2011年のBRICs経済を占う

 2011年の世界経済全体はやや減速するものの、先進国の景気が足踏みする中で、中国やインド、ブラジルなどの新興国が世界経済の牽引(けんいん)役となる構図に変わりはないとの見方が支配的だ。日本貿易振興機構(ジェトロ)の海外事務所に、成長を続けるBRICs(ブラジル?ロシア?インド?中国)経済を占ってもらった。

【グラフ】拡大するインドの中間層

 ?ブラジル?

 ■景気安定軌道 日系進出ラッシュ

 日本企業が本格的にブラジル市場に目を向け始めた。日本や海外拠点からの輸出から始めるのが一般的だが、最初から現地法人を立ち上げて本格的な自社展開を目指す、あるいはパートナーを探し合弁や現地委託生産を検討する、といった企業も増えてきている。

 データはないが、2010年の日本企業関係者のブラジル出張は大幅に増えたのではないか。少なくともジェトロ?サンパウロ?センターを訪れる企業は00年代前半と比べると3?4倍増になっている。11年は日本企業の進出発表が相次ぐ年となる予感がある。

 なぜ10年ではなく11年なのか。そこにブラジル市場進出の課題が見え隠れする。進出の意思決定が早くても、実際に法人を設立し、事業をスタートさせるに至るまでに、さまざまな手続きで予想以上の時間がかかるからだ。背景には法律面の問題だけではなく、目に見えない諸手続きの滞りがある。これは「ブラジル?コスト」と称されるものの一つだ。

 これを日本の本社に理解してもらうのは容易ではないと各社初代駐在員は嘆く。しかし、このような障害は他国の競合相手にとっても同じだ。にも関わらず、欧米をはじめ、アジアからも韓国や中国企業が続々と参入し始めている現状をみると、日本企業にブラジル進出を躊躇(ちゅうちょ)する余裕はない。

 ただし、輸出の場合、競争条件は決して同じではない。例えば韓国の現代自動車のブラジル国内における販売台数シェアは08年の1.5%から、10年1?10月には3.2%へと拡大した。他の主要自動車メーカーがシェアを落とす中で、これは驚異的なことだ。さまざまな要因があり単純に断定はできないものの、販売に占める輸入車の割合が83%を占める同社に韓国の通貨安が有利に働いたことは想像に難くない。

 11年は8年間続いたルーラ政権が交代する年だ。もっとも、政権末期で8割という驚異的支持率を維持したルーラ大統領の側近中の側近であったジルマ?ルセフ新大統領のもとで、政策の大きな転換はない。これがブラジルの経済見通しに安定感を与えている。

 09年のゼロ成長からの回復期であった10年と比べ、11年は数値的には経済成長率は見劣りすることになるだろう。だが、それは決して景気後退を意味するものではなく、むしろ安定軌道に乗ったとみるべきだ。

 税制改革の必要性や政府の支出増大への対応など課題も多いが、1980年代、90年代という長きにわたった「失われた20年」の不安定さはいまや影もない。(ジェトロ?サンパウロ所長 澤田吉啓)

 ?中国?

 ■急成長の分岐点 育つか新興産業

 金融危機直後の2009年は景気刺激による国内総生産(GDP)8%成長の成否、10年は出口戦略の行方と、展望の焦点がはっきりしていた。

 今の話題は、インフレ抑制と第十二次五カ年規画(十二五)だろうか。しかし来年1年を語る材料としては扱いが難しい。

 11年の中国の成長率は9%強と予想しているが、10年は10%程度とみられるため若干の鈍化だ。国内は金融引き締め局面に入り、輸出も欧米景気に先行き不透明感が漂っている。

 十二五は、正式には11年3月に固まるが、すでに共産党の原案が発表されている。最大のポイントは産業構造の調整と内需拡大だ。

 金融危機からの脱却に腐心したこの2年、需要の激しい落ち込みに対し、経済政策は即効性を求められた。自動車減税はその象徴だ。だが、需要の先食いでもあった。十二五の初年度でもある11年は、特定商品の販売促進ではなく、所得増加で消費の増加を図ることになる。賃金上昇も既定路線と見た方がよいだろう。国は社会保障制度の整備、所得再分配にも力を入れることになる。

 この2年、成長を支えたのは投資だった。4兆元(約50兆円)対策に加え、地方のインフラ建設も活発だった。地方では、インフラ建設推進の特別目的会社「融資プラットホーム」が乱立気味で、仕分けが進められている。不良債権が一定量、表面化するだろう。

 この政府部門の投資が主導する経済を、いかに転換していくかが今の中国の課題だ。一つは消費拡大であり、もう一つは産業構造転換をてこに投資の中身を変えることだ。核となるのは戦略的新興産業の育成。省エネ?環境保護、次世代情報技術、バイオ、ハイエンド設備製造、新エネルギー、新素材、新エネルギー自動車の7産業で、外資への期待も大きい。

 中国はもはやGDP世界第2位の大国。それも、1位になり得る2位だ。だから日本企業も中国の内需に注目する。とはいえ、多国籍企業の思惑も同じで、沿海部の大都市には過当競争の様相を呈している市場もある。中国内需への視線は、地方の都市へも向かいつつある。(ジェトロ北京次長 箱崎大)

 ?インド?

 ■「ボリュームゾーン」攻略が重要

 2010年のインド経済は、旺盛な消費に誘引される形で、製造業が高い伸びを示し、設備投資も活発に行われた。インド政府は、10年度(10年4月?11年3月)の経済成長率を8.5%(前年度7.4%)と予想。国際機関や民間調査機関は8.5?9.5%と高めに見ている。

 11年は、大きな政治?経済日程がなく、「安定の年」になるとの見方が多い。政治面でも安定感のある2期目のシン政権は、積み残してきた財政健全化や民営化、土地収用法、労働法などの制度改革、それに外資規制や金融規制などの緩和を進めていくと思われる。

 インド経済を牽引(けんいん)する内需は今後も順調に拡大する見通しだ。インドの個人消費支出は09年の7256億ドル(約60兆2800億円)から20年には2兆2155億ドルに増加。世帯年間所得が5000ドル超、3万5000ドル以下の中間層は08年の約3億2700万人から20年には約9億9400万人に拡大すると予想される。

 日本企業とってこの中間層、いわゆる「ボリュームゾーン市場」の開拓が重要なテーマとなっている。日本貿易振興機構(ジェトロ)は、同市場の開拓支援のため、10年11月末から12月末まで、日本ブランドのFMCG(Fast Moving Consumer Goods=低価格の消費者向け製品)の試験販売をインド4都市で実施した。東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドで製造された商品が中心であったため、日本ブランドでありながらも、比較的低価格で販売できた。スナック、インスタントヌードルなどが最も好評であったが、インド人にはまだ、なじみのない歯間ブラシやみそ汁などの販売も好調だった。

 その結果、インド消費市場がこれまでの通説にとどまらず、多様な方向に展開し始める時期に来ていて、日本製品に限らず外国製品全般に参入チャンスが広がっていることが分かった。しかし、インド市場、とりわけボリュームゾーン市場の開拓は容易ではなく、この市場の攻略を目指す企業には相当の覚悟が必要となりそうだ。(ジェトロ?ムンバイ所長 前川直行)

 ?ロシア?

 ■「効率化」「環境」 投資需要の鍵

 2009年中頃に下げ止まりを見せたロシア経済は、10年はより堅調に回復。11年も、ロシア政府のみならず国際金融機関も3%台後半から4%台前半の成長を見込む。原油、天然ガスなど資源輸出価格に大きく左右される経済構造に変化はないものの、内需を牽引(けんいん)する消費、投資が着実に回復しつつあることから、世界経済が大きく減速しない限りロシアも堅実な成長を遂げるだろう。

 消費市場を狙う場合の留意点は「価格志向」だ。ロシアでも08年のリーマン?ショック以降、消費者の嗜好(しこう)?考え方が大きく変わった。それまでの数年間はいわば「ロシア版バブル」のような時期で、高いものであれば例え品質に価格が見合わなくても飛ぶように売れていった。自動車や高級家電のような耐久消費財、不動産などの購入向けにローンが大きく広がったことも、消費を押し上げた背景にある。

 それが最近は「値段と品質の釣り合いのとれたもの」「自分の生活レベルにあったもの」を選ぶ傾向が顕著になった。マクロ面を見ても、商品の売れ行きの増減を金額ベースで示す小売消費売上高は、モノがどれだけ流通したかを数量ベースで表す貨物輸送の底打ちから、半年近く遅れての下げ止まりとなった。これは商品単価の下落を意味する。今後、ロシア市場への売り込みを図る場合、価格設定に留意する必要があろう。

 投資需要をにらむ場合、鍵となるのは「効率化」と「環境」だ。ロシア政府は自国産業の技術革新(イノベーション)を盛んに訴えているが、旧式の非効率的な機械設備ではそれもままならない。新型機械を入れればそれで生産性が劇的に向上するわけではないが、日本製工作機械などに対する「信仰」はいまだ厚い。

 これに生産?品質管理手法などのノウハウをパッケージにした売り込みはロシアでも可能だ。ごみ処理や浄水、省エネといった、日本企業がこれまで培ってきた環境技術に対するロシア側の関心も高い。

 「分かりにくい」と敬遠されがちなロシア市場。制度面で不透明さが残るのは事実だが、アジア以外に目を向けた場合、ロシアは日本企業にとっても無視できない市場だろう。(ジェトロ?サンクトペテルブルク所長 梅津哲也)


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引用元:nexon ポイント RMT

2011年5月6日金曜日

本物のペットも。「エンジェル戦記」タマゴ型の







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エンジェル戦記
配信元キューエンタテインメント 配信日2010/03/31

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

イベント「新型プレゼント箱の評判」開催!

Lineage rmt
キューエンタテインメント株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役CEO内海州人)は、MMORPG「エンジェル戦記」において、本日より、イベント「新型プレゼント箱の評判」を開催することお知らせいたします。
リネ rmt


■イベント『新型プレゼント箱の評判』開催






行商の「イナキア」は新たな商品として卵型のプレゼントボックスを開発しました。ですが、あまりにもペットの卵にそっくりなので、ペットの卵と一緒に置いておいたプレゼントボックスは、もうどっちが本物のペットなのかわかりません。

そこで「イナキア」はプレゼントボックスをサンプルとして天使たちに配ることを思いつきました。「イナキア」の商品は天使たちの間で話題になるはずです。



もし本物のペットの卵だったとしても天使たちならきっと良い子に育ててくれることでしょう。



【イベント期間】

2010年3月31日(水)定期メンテナンス後?2010年4月14日(水)定期メンテナンス前まで



【イベント概要】

イベント期間中、「アテナの聖域」「サンライト城」「ルアンブラ」「冥府」に「イナキア」が現れます。「イナキア」に話しかけると1日1回「新型プレゼントBOX」を受け取ることができます。

「新型プレゼントBOX」からはペットやペット用アイテムがランダムで入手できます。



【イベントアイテム】






新型プレゼントBOX

ペットの卵に非常に似ているプレゼントボックス

イナキアより1日1回もらえる卵。たまに本物だったりします。

トレード?バザー?倉庫利用不可



【新型プレゼントBOXから入手できるアイテム】

風の卵 : (使用回数1回)

風属性のペットの卵。



火の卵 : (使用回数1回)

火属性のペットの卵。



水の卵 : (使用回数1回)

水属性のペットの卵。



土の卵 : (使用回数1回)

土属性のペットの卵。



疾風の卵 : (使用回数2回)

上位風属性のペットの卵



炎の卵 : (使用回数2回)

上位火属性のペットの卵。



流水の卵 : (使用回数2回)

上位水属性のペットの卵。



大地の卵 : (使用回数2回)

上位土属性のペットの卵。



ミニペットポーション ×30

ペットのHPを50回復できます。



普通ペットポーション ×30

ペットのHPを150回復できます。



ミニペットエーテル ×30

ペットのMPを25回復できます。



普通ペット普通 ×30

ペットのMPを75回復できます。



オーナーハンド

ペットの親密度が5増加します。



ペット用クッキー ×20

ペットの好物。満腹度が5増加します。



※ペットは全てトレード?バザー不可アイテムです。




「エンジェル戦記」公式サイト



引用元:nexon ポイント RMT